Articles:
- 「オゾン層に回復の兆し」 米研究グループ
- ネット動画で広がる被災地応援
Tip 1: When studying the vocabulary read it out-loud – Even if you’re just moving your lips (because you’re in public, for example) reading the vocabulary and what it means out-loud will help cement the readings and meaning in your memory.
Tip 2: When reading the articles read out-loud – Your brain will have to work harder to sound out every word. This is important because when you read in your head you’re more likely to skip over words and readings, which won’t help your comprehension.
Tip 3: Time yourself when you read an article – Make a note of how long it takes you to read and try an improve on that time. This is not only good practice for vocabulary but also for your comprehension and reading speed.
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「オゾン層に回復の兆し」 米研究グループ
Kana | English | Common Japanese | Kanji |
きざし | signs | 兆し | |
ゆうがい | harmful (na-adj) | 有害 | |
しがいせん | UV rays | 紫外線 | |
さえぎる | to interrupt | 遮る | |
なんきょく | south pole | 南極 | |
めんせき | area, surface, size (of land) | 面積 | |
へいほう | square (i.e 100m square) | 平方 | |
あまり | more than | 余り | |
しゅくしょう | reduction | 縮小 | |
はいしゅつ | emission | 排出 | |
さいたく | (to) adopt, select | 採択 | |
ぎていしょ | protocol | 議定書 | |
ほご | (to) protect, care for | 保護 | |
しょうわ | Showa | 昭和 | |
きち | station, base | 基地 | |
じんこうえいせい | man-made satellite | 人工衛星 | |
かんそく | observation, survey | 観測 | |
かいせき | analysis | 解析 | |
ひかく | comparison | 比較 | |
けつろん | conclusion | 結論 |
「オゾン層に回復の兆し」 米研究グループ
有害な紫外線を遮る南極上空のオゾン層が破壊され、穴があいたような状態になるオゾンホールの面積が、過去15年間で400万平方キロメートル余り縮小し、オゾン層が回復する兆しを見せているとする研究結果を、アメリカの大学などのグループがまとめました。
これは、アメリカのマサチューセッツ工科大学や、イギリスのリーズ大学などの研究グループが、30日付けのアメリカの科学雑誌「サイエンス」で発表したものです。
有害な紫外線を遮るオゾン層は、1980年代以降、冷蔵庫などに使われていたフロンガスなどの排出によって破壊が進み、1987年に採択された「モントリオール議定書」を受けて、各国がフロンガスなどの排出規制を強化するなど、オゾン層を保護する取り組みが続けられてきました。
研究グループは、オゾン層の変化を調べるため、南極上空のオゾン層が破壊され穴が開いたような状態になるオゾンホールの状況を、日本の昭和基地や人工衛星などから得た観測データをもとに解析しました。
その結果、1年のうちでオゾンホールの面積が最大に近づく9月のデータを比較した場合、ピークだった2000年から去年までの15年間で400万平方キロメートル余り縮小していたということです。
これについて研究グループでは、「世界が正しい道を進むことで、地球が回復に向かうのを確かめることができた」として、オゾン層が回復する兆しを見せていると結論づけています。
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ネット動画で広がる被災地応援
Kana | English | Common Japanese | Kanji |
ひざいち | area hit by disaster | 被災地 | |
おうえん | aid (not 支援) | 応援 | |
くまもと | Kumamoto | 熊本 | |
うすれる | to fad, become dim | 薄れる | |
けねん | worry, fear | 懸念 | |
もりあがる | to stir up | 盛り上がる | |
とりくむ | to make an effort | 取り組る | |
はんきょう | echo; response | 反響 | |
きふ | donation, contribution | 寄付 | |
ぶんかざい | cultural assets | 文化財 | |
しゃでん | shinto shrine | 社殿 | |
あそし | Aso city | 阿蘇市 | |
ふっきゅう | restoration (not 復興) | 復旧 | |
しえん | support, assistance (not 応援) | 支援 | |
ゆうし | volunteer | 有志 | |
そんかい | damage, destruction (not 破壊) | 損壊 | |
ちいき | area, region | 地域 | |
とうこう | submit, post | 投稿 | |
きぎょう | corporation, business | 企業 | |
しくみ | arrangement | 仕組み | |
みやまいり | shrine visits | 宮参り | |
ふしめふしめ | each turning point | 節目節目 | |
ちょくご | immediately after | 直後 | |
おとすれる | to visit | 訪れる | |
さんじょう | disastrous scene | 惨状 | |
ぼうだい | huge, vast, enormous | 膨大 | |
しにせ | old, well established shop | 老舗 | |
りょかん | ryokan (Japanese inn) | 旅館 | |
わかおかみ | proprietress-to-be of a Japanese inn | 若女将 | |
さんどう | road leading to shrine | 参道 | |
てんしゅ | shop keeper | 店主 | |
ふうか | weathering | 風化 | |
かかげる | to publish, to print | 掲げる | |
おもい | thoughts | 想い | |
ふっこう | reconstruction (not 復旧) | 復興 | |
しょくいん | staff members | 職員 | |
はけん | dispatch | 派遣 | |
ちょうみん | townspeople | 町民 | |
えいぞう | image, picture (on TV/in mind) | 映像 | |
りゅうしつ | washed away | 流失 | |
くなん | suffering, hardship | 苦難 | |
むすぶ | to tie, connect; to conclude | 結ぶ | |
ぶっしんりょうめん | physically and spiritually | 物心両面 | |
しゅだん | means, way | 手段 |
ネット動画で広がる被災地応援
熊本地震からまもなく3か月になろうとしています。被災地への関心が薄れていくことへの懸念の声もあるなか、インターネットでは動画で被災地を応援しよう、盛り上げようという取り組みと反響が広がっています。
再生すると寄付に
ことし4月の熊本地震で国の重要文化財に指定されている楼門や社殿が被害を受けた阿蘇市の阿蘇神社。再建にはおよそ10年の期間と20億円ほどの費用がかかると見込まれています。
その復旧を支援しようと、地元の有志たちが動画を立ち上げました。損壊した神社の姿や復旧を願う地域の思いを紹介した動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信され、1回再生すると、ユーチューブに広告を出している企業などから現金が神社に寄付される仕組みです。
動画を作った阿蘇市出身の中島昌彦さん(34)は、実家の近くにあった阿蘇神社とは、お宮参り、七五三、結婚式と人生の節目節目で関わってきました。
地震の直後に訪れると楼門や拝殿の木材が散乱し、その惨状に大きなショックを受けたといいます。
再建には長い年月と膨大な費用が必要だと知り、神社を知らない人にもその大切さが伝わるよう、神社と関わる人の声を届けようと友人たちと動画配信を始めました。これまでに、神社の近くで100年以上営業を続けてきた老舗旅館の若女将や、参道にある時計店の店主などの思いが紹介されています。
5月に公開して以降、動画の再生回数は1万回を超えたということで、神社の再建を支えるため、また地震の被害が風化しないよう、今後も更新を続けていくということです。
全国各地から
熊本県出身の女子大学生が被災地を勇気づけたいと応援を呼びかけたことをきっかけに、全国から集まったメッセージをまとめた動画も反響を呼んでいます。動画では、全国各地の大学生や高校生が「応援しています」「負けるな熊本」「無事を祈っています」「全力応援」など手書きのメッセージを掲げる姿が紹介されています。ネット上では動画を見て、「本当にありがとう爆泣。元気が出た」「想いをカタチにすることがこれほどに素晴らしいものなんだと実感した」「この先、困難などでくじけそうになっても諦めずに頑張っていこうと思えた」「熊本人は地震になんか負けんばい!頑張るけん!!」など、勇気づけられたという多数の声が寄せられています。
東日本大震災の被災地からも
被災地どうしのつながりから作られた応援動画もあります。5年前の東日本大震災で被害を受けた宮城県女川町はことし5月、熊本の被災地に向けたメッセージ動画を公開しました。女川町には3年前から毎年、復興支援のため熊本県美里町の職員が派遣されており、感謝を込めて熊本の被災地に向けた応援メッセージを送ったということです。
動画は、かさ上げが進む町の中心部にある工事現場で町民や職員などが「ガンバッペ」の人文字を作り、空から撮影したものです。映像のあとに流れるメッセージでは、「町の7割が流失した女川町では、今、新しい町が生まれてきています。人々は悲しみと向き合い、そして前を向き、大きな苦難を乗り越えてきました。熊本地震で被災されたみなさんの心の痛みは、私たちの痛みでもあります。がんばっぺ、熊本。私たちの心はみなさんとともに。」と結んでいます。
動画を見た被災地の人たちからは、「感動しました」「応援ありがとう」「頑張ります」といった声が寄せられているということです。熊本県美里町も町のホームページで、「わたしたち美里町も、全国各地からいただいた物心両面での支援をいただきながら、一日も早く元の町の姿にもどれるよう、頑張っていきます。がんばっぺ 熊本。ありがとう 女川町。」とメッセージを返しています。
被災地に心を寄せる人たちの思いをつなぐ手段として、ネット動画を活用しようという取り組みは今後も広がりを見せそうです。